ぎるばーとのノート

もっともっと遠くへ行きたい 空が広く見える場所まで

無限の猿

 無限の猿定理。数多ある「〜定理」の中でも、名前のインパクトでは一二を争うのではと思われます。
 なぜにして猿。しかも無限。つまり、インフィニット・モンキー。(←同じ

 一匹の猿をタイプライターの前に座らせて、キーをひたすらランダムに打たせます。
 無限の時間があるとすれば、どんな文章もいつかは完成する、という定理です。

 そんなわけない? いや、無限の時間というのは地球や宇宙の年齢が問題にならないくらいの果てしない時間(!)なのです。その間に打ち出されるランダムなアルファベット文の中には、シェイクスピアの全集も含まれているはず!

 ああ、無限は恐ろしい……。似たような話で「バベルの図書館」も。
 ほかに「円周率は違法」とか。円周率を無限小数で表すと、どんな数字の並びも登場すると信じられていて、数字をアルファベットに対応させると違法な情報(特許侵害、ウイルスのコード、etc.)を含んでいるとかなんとか。

 それにしても、猿とタイプライターの組み合わせは不思議な魅力があると思うのです。さながらシュールレアリスムの世界?